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2024.3.9 大阪府松原市Sunny Storm Live Take4の収録全般と音響機材協力その1(音響編)

更新日:2024年3月26日

本イベントは4度目の撮影班として参加しましたが、4回目の今回は以前とかなり勝手を変更しました。


お店の場所が松原市bishop様

阿保2丁目の大きな交差点のある付近に位置する、2Fがビリヤード場になっている店舗。

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その1Fはおしゃれかつ天井も高く、非常に反響音が多く見通しの良い会場です。


そこに設置してある音響機材は、いわゆるポータブルPAをバラしたもので、スピーカーがおそらく昔からお店にあった大きめのスピーカーを使用。

ミキサーもポータブルPA付属のマイク4chまで、ステレオ1chの計5ch仕様。スピーカーは2台のみ仕様。

今までこの簡易音響システムで対応してきた。


もちろんこのシステムでも観客へ音を届けるのに対応できないこともないが、問題はステージで演奏する演者さんである。


BGMを流すだけなら今まで通りの音響でも問題はない。だが、ことライブとなると話は別で、音楽を演奏するの人間であり、生物です。

と、なると演奏時のモチベーションは、必然的に出音に影響する。

以前、一曲、自分もアコースティックギターでセッションさせていただいたところ

中音が全く聞こえず、自分の音が皆無でかなり演奏に影響が出て、正直どう聞こえてるのか

不安しかなく、出せた音数は少なかった。


そこで主催のFu-様 https://www.instagram.com/mayotako1173/

より、4回目は音響環境をよくしたい。あと、スピーカーケーブルがパツパツすぎて、ミキサーが触りにくい場所にあるため、ミキサーを動かせたい。


一見、長いスピーカーケーブルを伸ばせば?と、見えるがそういう簡単な問題では終わらず。


3度目までのライブを拝見するに、PA側としては調整しにくい場所にあったミキサーの位置のおかげで、演者からの楽器からのシールドはそのままミキサーへ直接繋ぐことで完了できていたが、ミキサーを動かすことで、楽器からのシールドを直接ミキサーへ接続するのには無理が生じてくる。

このどっちつかずな問題を解消してくれるのはステージボックスしかない。



そして、店舗のミキサーでは使えるスピーカーが限界2台でありながら、まだ使用していないスピーカーが2台余っていたため、これも今回使用することで、観客席へ届ける2台のスピーカーに加え、演者へ向けたモニター環境も構築できる。


ただしこれを実現するのには、出力数などのスペック上、既設のミキサーでは対応不可。

と、なれば対応できるミキサーへ変更する必要が出てきた。


ミキサーを変更する、スピーカーの数を増やすということは、パワーアンプも別で必要となる。というので今回弊社からスピーカー以外全て持ち込むに至った。


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まずはミキサー、と言っても実はこれ、アナログミキサー型のインターフェイスで、DTMなどでの使用が主軸となっているミキサーです。今回の出力数的にはこれでも対応可能でしたが、本来PA用のミキサーに比べると出力数は少ない。入力は問題なしのMONO8ch、STEREO6ch、Bluetooth1chの16chある。


手前のラックケースには2chパワーアンプが2台。これで計4台のスピーカーを独立して音出しできるようになる。

店舗にあるスピーカーが直列できないスピーカーのため、これらの機材が必須となる。


さて、これだけの設備を入れたことでの結果ですが、実際仕込み時点で分かったこととして、観客席へ向けた出音スピーカー、演者側向けたモニタースピーカーいずれも良好で、bishop様では今までにない音響環境が構築できた。


ただただミキサーを変えただけではここまでの変化は訪れないが、要となったのがパワーアンプでした。


以前まではポータブルPAシステムのパワーアンプ内蔵ミキサーから、システム付属ではない別のスピーカーへ繋ぎ音を出していた。結果、ミキサーに内蔵しているパワーアンプでは、繋いでいるスピーカーに対してのW数が圧倒的に不足していた点。

付属のスピーカーなら余裕なのだろうが…


そこで起こりうる現象として、シンプルに音量不足。

それを補うにはEQを触ったり、エフェクトだったりだが…既存のミキサーのEQはLow、Highの2バンドしか触れるところはない。

入力GAINをあげればハウリングを起こすことにもなるし、音も割れる。


今回持ち込んだパワーアンプはMAX1500Wの大出力が2台。

音量不足は愚か、ミキサー側で入力出力ともに余力を持った状態で十分な音量が稼げた。


これにより音質の中のノイズもなくなり、外音、中音ともに鮮明に音を出力できました。


それに今回、演者様の中で、インイヤーモニターを導入したいという要望も事前にいただけ、今回持ち込んだミキサーへの、初めてインイヤーモニターを繋ぐこともできました。


今回非常に音響の向上に関しては、反響をいただけ非常に嬉しく思います。

次回もより良い音響環境で実施できれば幸いです。









 
 
 

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